ザ・ストロークス(The Strokes)のアルバムの中で、名盤としてリストされたポイントに基づく客観的ランキングを紹介します(ランクの詳細※)。
ロックンロール・リバイバルの旗手であるストロークスの代表作といえばアレですが、2020年発表の新作の位置づけが気になるところです。
※発表後間もない新作を累積ポイントで比較すると不利になるため、今回はアルバム収録曲の平均スコアでランキングを決定しました。
3位:『Room On Fire(ルーム・オン・ファイア)』
2003年に発表された2作目です。
1作目がまぐれではないことを証明した名盤です。
中でも、トラック2の「Reptilia」はストロークスで最も評価の高い代表曲となっています。
2位:『The New Abnormal(ザ・ニュー・アブノーマル)』
2020年発表の6作目。2020年に発表された名盤のランキングで1位になっています。
リック・ルービンと組んだことが功を奏したのか、初期を超えることはできないだろうという大方の予想を裏切ってくれた名盤です。
あまりに評価が高いので私も視聴し、即購入を決めました。
#1「The Adults Are Talking」は、初期のストロークスらしさを残しつつも新しい魅力が感じられる名曲です。
この曲以外にも名曲が多く、発表後はずっと聴き続けています。
1位:『Is This It(イズ・ディス・イット)』
2001年発表の1stアルバムです。
洋楽を聴き漁っていた若かりし頃にリアルタイムでこの作品に触れ、衝撃を受けたことが忘れられません。
当時はシンプルすぎると思いましたが、気づいたら今まで二十年も聴き続けていました…
ハマってだいぶ時間が経ってからジュリアン・カサブランカス氏の顔を知り、声からもっとゴツい感じかと思っていたので再び驚きました。
番外:最新作は4番目に好きなアルバム?
ジュリアン・カサブランカスはロサンゼルス・タイムズ誌のインタビューで、新作『ザ・ニュー・アブノーマル』が「自分が関わったレコードでは4番目に好き」と語っていました。
1番目と2番目は、上記のファースト、セカンド・アルバムだそうですが、3番目は明かされていません。
「面倒なこと」になるから、と。
勝手な個人的憶測ですが、私はこれは次の作品ではないかと思っています。
ファレル・ウィリアムスとの名曲「Get Lucky」が大ヒットした 2013 年のダフトパンクの名盤ですが、ジュリアン・カサブランカスが参加している#8「Instant Crush」もまた名曲で、YouTube では4億回以上も再生されています(ストロークス関連でおそらく最高)。
ジュリアン・カサブランカスはダフト・パンクとのコラボに意欲的だったようだし、実際に名盤だし、あえて明かさないところからも可能性が高い気がしますが、いかがでしょうか。