チャールズ・ミンガス(Charles Mingus, 1922-1979)は、人種差別反対運動でも知られるアメリカのジャズの巨匠です。ベーシストとして最高峰の評価を受けているだけでなく、ボーカルやピアノを担当することもあり、その音楽は後世に多大な影響を与えています。
ミンガスは多数のアルバムを残していますが、そのなかでも特に名盤として名高いアルバム5枚を紹介します。
このランキングは主観で選んだものではなく、海外サイトで音楽誌やリスナーにより名盤リストに挙げられたポイントの総計に基づいています(詳細)。
5位:『Let My Children Hear Music(レット・マイ・チルドレン・ヒア・ミュージック)』
1972年発表作。「The Shoes Of The Fisherman’s Wife Are Some Jive Ass Slippers」や「Hobo Ho」などの名曲が収録されています。
4位:『Blues & Roots(ブルース&ルーツ)』
1960年発表作。「Moanin’」などの名曲が収録されています。
3位:『Pithecanthropus Erectus(直立猿人)』
1956年発表作。アトランティック・レコードと契約した最初の作品で、ジャズに物語的要素を持ち込み名声を高めた名盤です。
2位:『Mingus Ah Um(ミンガス・アー・アム)』
1959年発表作。人種差別に抵抗するメッセージ性の強い「フォーバス知事の寓話」だけでなく、「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」などの名曲も収録されています。
1位:『The Black Saint And The Sinner Lady(黒い聖者と罪ある女)』
1963年発表作。ミンガスの最高傑作というだけでなく、史上最高のジャズ・レコードの1枚に挙げられることも多い名盤です。
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