1940 年代後半から 40 年以上にわたってジャズの世界を超えて活躍し、多くの名盤を残したマイルス・デイビスの全作品のうち、海外で特に評価の高い名盤を 10 枚紹介します。
このランキングは主観で選んだものではなく、海外サイトで音楽誌やリスナーにより名盤リストに挙げられたポイントの総計に基づいています(詳細)。
マイルス・デイビスは時代ごとに音楽性を変えており、代表作『Kind of Blue』だけしか聴かないのはもったいないことです。
10位:『Milestones(マイルストーンズ)』
1958 年発表の作品。モードを取り入れた初期の名盤です。
9位:『Ascenseur Pour L’Échafaud(死刑台のエレベーター)』
1958 年発表の作品。フランス映画『死刑台のエレベーター』(【U-NEXT】で観れます)のサウンドトラックです。
8位:『’Round About Midnight(ラウンド・アバウト・ミッドナイト)』
1957 年発表の作品。コロムビア・レコード移籍後一作目の作品です。
7位:『Jack Johnson(ジャック・ジョンソン)』
1971 年発表の作品。ボクシング世界ヘビー級王者「ジャック・ジョンソン」のドキュメンタリー映画のサウンドトラックです。
6位:『On The Corner(オン・ザ・コーナー)』
1972 年発表の作品。ファンク色が強く、当初は問題作とまで言われた名盤です。
5位:『Birth Of The Cool(クールの誕生)』
1957 年発表の初期の名盤。ウェスト・コースト・ジャズに多大な影響を与えた作品です。
4位:『Sketches Of Spain(スケッチ・オブ・スペイン)』
1960 年発表の作品。名前のとおり、スペイン音楽の要素を取り入れた作品です。
3位:『In A Silent Way(イン・ア・サイレント・ウェイ)』
1969 年発表の作品。ジャズにエレクトリック楽器を導入し、フュージョンの先駆けとなった作品です。
2位:『Bitches Brew(ビッチェズ・ブリュー)』
1970 年発表の作品。『In A Silent Way』に続いて「フュージョン」というジャンルを確立した名盤です。
1位:『Kind Of Blue(カインド・オブ・ブルー)』
1959 年発表の作品。言わずと知れたジャズの名盤・最高傑作であり、モード・ジャズを代表する作品です。演奏は、ジョン・コルトレーン、キャノンボール・アダレイ、ビル・エヴァンス他とそうそうたるメンバーです。全年代・全ジャンルの名盤ランキングでも上位にランクインしています。
一番人気はやはりこのオープニング曲です。
ちなみに、マイルス・デイビスの人生もとても面白いので、ぜひご一読を。
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